花を注文するときの商品名、呼び方
花を注文するときに「あの大きな花は何ていう商品名なの?」「あの花は何んて呼んだらいいのかわからない」と思ったことはありませんか?
どこかで見たことはある花だけど、商品名(呼び方)がわからなくて注文しづらい、違う花を注文してしまわないか不安とい方に、花屋で扱っている花の商品名を紹介します。
それぞれ、おおよその大きさや値段、適した用途も解説していますので注文時の参考にしてください。
花の商品名
花屋で扱っている商品名の呼び方を紹介します。サイズの大きなものから順に記載しています。
スタンド花
スタンド花は花の商品の中で最も高さのある大きな商品になります。花の上部には立札(名札)と呼ばれるプレートがつき、高さ約180センチから240センチ程度、横幅は約90センチから130センチ程度になります。
スタンド花を指す呼び方として「花輪」「フラスタ」「花スタンド」「スタンドフラワー」などがあります。
ちょっと過去の話になりますが、スタンド花を「笑っていいともの花」と認識している人も多かったです。
スタンド花が向いている用途は、開店祝いや舞台などの公演祝い、ライブやコンサート祝い、夜のお店への誕生日祝いなどです。多くのお祝い花として利用されています。
スタンドアレンジ
スタンドアレンジは、比較的新しいはあの商品です。スタンド花とアレンジメントの中間くらいのサイズで、高さは約1メートル前後、横幅は約80センチ~90センチ程度になります。
大きすぎず小さずぎないサイズのため、スタンド花が飾れない施設へのお祝い花やアレンジメントよりも大きめの商品として人気がある花になります。
スタンドアレンジを指す呼び方としては、「スタンディングアレンジ」などがあります。
スタンドアレンジが向いている用途は、お祝いごと全般です。サイズ的に屋外でも屋内でも飾ることができるため、最も多くの用途に贈ることが可能です。
胡蝶蘭
胡蝶蘭というと、主に鉢植えの商品を指すことになります。高さは約90センチから1m位、横幅は70センチ~80センチ程度になります。
アレンジメントより大きく、スタンド花やスタンドアレンジより小さいサイズになります。
胡蝶蘭を指す呼び方としては「ファレノ」や「蘭鉢」などがあります。
胡蝶蘭はお祝いやお供えなどほとんどの贈り物用途に適した商品になります。立札やラッピングを帰ることで色んな用途に適した商品となります。
尚、胡蝶蘭には「ピンク」や「赤白」「黄色」などの花色がある商品や「ミディ」といわれるサイズの小さな商品などがあります。
アレンジメント
アレンジメントは、バスケットカゴなどの器に花が活けられてある状態の商品を指します。サイズは予算や用途によって調整ができます。小さいもので高さ10センチ程度のものから、60センチ程度のものまでバリエーションが最も多い花の商品になります。
アレンジメントを指す呼び方としては、「フラワーアレンジ」「籠(かご)花」「バスケットアレンジ」「盛り花」「アレンジフラワー」などがあります。
花を花瓶などに移し替える必要がなく、そのまま飾れる商品として人気です。
アレンジメントの注意点
アレンジメントは英語の意味合いとニュアンスがもともとある言葉ですが、多くの花屋では商品名として認識しています。
例えば、依頼主にとってアレンジメントの意味合いは「組み合わせ」などのニュアンスとなるのが一般的ですが、花屋にとってのアレンジメントはバスケットなどの花器に花が活けられた「1つの商品」となっている点です。
そのため、アレンジという言葉と他の商品の呼び方を組み合わせて使うと花屋は混乱することがあります。
混乱する例としては、「花束をアレンジして」の場合は、花をうまく組み合わせて花束を作って欲しい、という依頼主の希望になるのですが、多くの花屋では「花束」と「アレンジメント」のどっちの商品が希望なの?となってしまいます。
花屋にとっては「アレンジ」や「アレンジメント」という言葉=(イコール)で花の商品が存在しますので、注文時にアレンジという言葉を使用する際は注意してください。花束(ブーケ)を注文したのに、アレンジという言葉を使ったために、アレンジメント(器付き)商品が用意されたということも結構あります。
花の商品サイズ
それぞれサイズがありますが、センチ表記よりも画像で確認して大まかなサイズ感を確認してください。
スタンド花とアレンジメント
スタンド花と胡蝶蘭、アレンジメント、スタンドアレンジ
花を飾る場所が屋内であっても天井が240センチ以上あれば大きなスタンド花も設置可能です。ちなみに、スタンド花やアレンジメント、胡蝶蘭の花は水やりだけで日光にあてる必要がありません。
「あの花は何ていうの?」と思われていた方は参考にしてください。