ライブ公演や催事、開店のお祝いといえばスタンド花
スタンド花とは、高めのスタンド台に花がアレンジされた大きな花です。呼び方にはいくつかあり「フラスタ」「花輪」などといわれることもあります。
ライブが行われるイベント会場へ公演祝いや生誕祭祝いとして贈られたり、お店が新規開店するときのお祝い花として利用されることの多い花になります。
以前に「笑っていいとも」のテレビ番組でスタジオに飾られていた花として覚えている方もいると思います。
スタンド花の値段やマナーなど、贈り方や選び方についてわかりやすく解説します。これを読めば用途に合わせたスタンド花が贈れるようになります。
目次
スタンド花の大きさは?
スタンド花はフラワーギフトの商品の中では最もサイズの大きな花になります。開店お祝いやライブ公演のお祝いとして利用されることの多い花です。
・高さ:約180~220センチ
・横幅:約90~120センチ
スタンド花は花の種類や色、大きさなどを選んで組み合わせて作ることができます。
バラだけでまとめたり、ユリや胡蝶蘭をアレンジした仕上がりにもできます。
花を自由に組み合わせることができるため、用途や届け先に合わせたデザインでの贈り方が人気です。
スタンド花には名札といわれるプレートに送り主の名前を書いて贈ることが一般的です。
名札は花の上に付けたり下につけたりと地域によって慣習が変わります。
スタンド花の色やデザイン
花の色
スタンド花の色は、花の種類や組み合わせによって何種類もあり、相手の好きな色や送り先のイメージに合わせた色で贈ると喜ばれています。また、企業向けにはコーポレートカラーと同じ色で作られることもあります。
花のデザイン
スタンド花はおしゃれなデザインが好まれています。
使用されるお花の組合せアレンジでおしゃれ感を出したり、スタンド台を変えたりすることで見た目の印象が変わります。
写真に使われているようなスタンド台もおしゃれ感をアップさせています。
おしゃれなスタンド花は贈る方も受け取る方にも喜ばれ、多くのシーンに利用されています。
ただ、おしゃれスタンドに対応していない花屋も実際に多いため、事前に確認が必要です。
参考ページ:おしゃれスタンド
喜ばれるスタンド花とは?
相手のイメージや用途に合わせた花が喜ばれるといっても、具体的にどれを選べば良いかわからなくて不安になりますよね。
スタンド花ならどんな仕上がりのものを選んでもいいかといえばそうでもありません。
ここでは、用途に合わせたスタンド花の選び方を紹介しますので参考にしてください。
用途
・開店祝い
色は明るめで、花の種類はユリなど大きめの花が入っているスタンド花。開店するお店を引き立ててくれる効果があるような花を選びましょう。
参考ページ:開店祝い
・公演祝い
出演する演者さんのイメージに合わせた色、演劇・舞台なら公演のイメージに合わせがスタンド花がおすすめです。
参考ページ:公演祝い
・誕生日祝い
飲み屋のママさんやキャバクラの女性には、華やかなイメージのスタンド花がおすすめです。
受け取る方のイメージに合わせた花を選んで贈るのも喜ばれています。
参考ページ:誕生日祝い
アイドルやアーティストの誕生祭のようなシーンにも、その方のイメージに合わせたスタンド花がおすすめです。
サンプルの商品画像にイメージに近い花がないときは、オーダーメイドで仕上がりの要望に応えてくれるサービスに相談するのも良いでしょう。
・周年祝い
お店の周年祝いには、華やかで明るい色味のスタンド花がおすすめです。周年記念のお店を引き立ててくれるような色、お店の方の好きな色を選ぶようにしましょう。
参考ページ:周年祝い
スタンド花の値段を決める
スタンド花はサイズが大きいこともあり、ブーケやアレンジフラワーよりも値段は高めです。
1段花と言われるスタンド花の通常価格は15000円から、2段花は2万円からとなっています。
ほとんどの花屋がこの値段で受け付けていますが、地域や花屋によって通常価格よりも安かったり高かったりする場合もあります。
通常は15000円程度からと考えておきましょう。
おすすめの値段
スタンド1段花であれば15000円~2万円、2段花であれば2万円~25000円がおすすめです。
花の種類や色、デザインで希望がある場合は、この金額よりも多少高くなると考えておくと良いと思います。
より大切な相手に贈るような場合は上記の値段をベースに、プラス5000円~1万円程度の花を選ぶのが良いでしょう。
参考ページ:値段と相場
名札について
スタンド花には大きめの名札がつきます。用途に合わせて表書きの祝字、送り主名、受取人名を書きます。
この名札は贈答品につける熨斗(のし)の代わりとなるものです。(熨斗には送り主の名前を書くので受取人の名前は書きません。)
名札をつけるときは、受取人の名前は書かなくても失礼になりません。
尚、アイドルグループの中の一人だけに贈る場合や、複数人いる中の一人の出演者に贈りたいという場合には、受取人の名前を書くのがおすすめです。
そうすることで「誰から誰へ」とわかりやすくなります。
表書き
用途によって表書きといわれる祝い字が変わります。用途別の一般的な書き方を紹介します。
・開店祝い
祝開店、開店御祝
・公演祝い
祝公演
・出演祝い
祝御出演、出演御祝
・誕生日祝い
祝誕生日、誕生日御祝
・周年祝い
祝○周年、○周年御祝
祝い字は用途によって変えても良いですが、お祝いごと全般に使える「祝」や「御祝」としても良いでしょう。
表書きに迷ったときは「祝」や「御祝」にしましょう。
参考ページ:立札の書き方
スタンド花の日持ち
スタンド花の日持ちは季節や飾る場所の環境、水足しによって変わります。おおよそ届いてから5日間前後、長くて7日間程度です。
気温が低い秋冬では10日間日持ちすることもありますし、真夏の屋外では数時間で萎れてしまう場合もあります。
スタンド花の回収
届いたスタンド花はどのようにすればよいでしょうか?受け取った方が処分?そんな疑問にお答えします。
イベントなどへ贈ったスタンド花
イベント終了後に配達した花屋が回収するのが基本です。回収の日時は配達時に主催者側に確認しますので依頼主から指示しなくても大丈夫です。尚、依頼主側で回収に関して把握している場合は注文時に伝えるようにしてください。
開店祝い、誕生日祝い、周年祝いなどの場合も基本は配達した花屋が受取人の指示に従って回収します。
スタンド花にアレンジされている花はそのままでも構いません。時間が経って萎れているそのままの状態でも回収は行われますが、受取人の方で花を抜いて配ったり、廃棄しても大丈夫です。